『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

無題

よっしゃぁ〜っ!晴れたでェ〜!<br> そんじゃぁ 釣りに行くかぁ!っと <br> 今日も元気に家を出たのです・・・<br> <br> すると 前を動く・・・いや?<br> 早歩き・・・か? スキップする・・・か? <br> 走る?(走ってるの?)<br> 宮古島法定速度30kmの<br> 整備不良の車がワシの前を<br> 防いでいるのだった・・・<br> <br> 真っ直ぐな道でもブレーキランプが時々点き<br> 赤信号でワシが止まっても その車は平気で交差点を行くので<br> 周りの車も緊急車両が通過しているかのように止まり<br> クラクションも鳴らさず待っている・・・<br> <br> 緊急車両は「白・黒」のツートンカラーだが その車は「白・錆」のツートンだし<br> 重病人が乗っているんじゃなく 草と農具が乗っているだけだ・・・<br> <br> もう このへんで今日の釣果が見えてきましたね?<br> 不吉な予感は的中致しまして<br> 釣っている目の前に 沿岸工事の貨物がいて<br> 何か嫌ぁ〜な感じ・・・と思ったが やっぱり全然釣れませんでした!<br> <br> 台風後できっと釣れると意気込んで海に向かった彼は<br> きっと そう思ったに違いありません!<br> 「こんなはずでは・・・」