『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

漁り(いざり)

昨夜は 満月に向かう月なので タコ専門で出掛けたのだ! すると  100m離れた辺りにいる人が ワシの名前を呼ぶのだ! この暗い夜に ワシだと分かるなんて コウモリ男か?と思ったら 師匠だった・・・ 何と 電灯潜りから上がって来たばかりで 獲物入れには 3kgくらいのコブシメが2匹と タコが3匹 魚いっぱいの他に 胴体だけで60cm以上 横幅が20cmくらいあるゴシキエビが入っていた! しかも 眉間を見事に打ち抜かれていて 身体には傷も無い・・・ よく剥製にされるようなサイズだ!  もしも ワシがこんなエビを見つけたら 興奮してしまい 冷静に眉間を撃つなんてできないだろうなぁ・・・ さて 昨夜のテーマはチビ・ダコで 食べる分と 釣りの餌の分を獲ろうと思っていたんだが 1匹しか獲れず 食べる分だけで終わってしまったのだ! 何か 最近は潜った方が成績が良いので そろそろワシも夜に潜りたい・・・ さて 4日間 姿が見えず心配していた真謝犬が 今日は車に向かって走ってきたので 安心してヨシヨシしてあげると 高級そうな赤い首輪が付けられていた! どうやら 誰かが拾って帰ったが脱走して また 真謝に帰ってきたんだろう? ワシの家からは翌日だったが 3日間かかったって事は かなり遠くから帰って来たんだろうなぁ・・・ 連れて帰った人が また 連れに来るかもしれないが 我が家の犬達より品質が良い首輪を付けてもらえるくらいなら良い人なのかな? だけど 放し飼いだったら きっとまた 真謝に戻って来るぞ? 注射と手術をして 最後まで責任を持って飼ってもらいたい! それが無理なら 真謝に置いとけ〜・・・