『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

野暮用

今日の宮古島は 曇りである・・・ しかし 波はそんなに 高く無さそうなので 海に入ろうかな?と 思っていたら 今日もタコ獲りオジィがいて 昨日はどうでした?と聞くと 何も獲れんかったさぁ〜!と言った そうか タコ獲り名人でも 獲れない日もあるんだな・・・と思ったね んで 海岸で何をしているのかと思ったら タコを獲りに行く場所に船が入っていたのだ・・・ そして オジィは その船が移動した後には タコはヤ〜(家)に帰る・・・という意味の事を言うではないか! 何? どういう意味でそうなるんだろう? オジィはその説明をしてくれなかったが  もしかすると 海の上が騒がしいと タコは穴に逃げ込むということなんだろうか? そして オジィは船が歩く・・・という表現を使うんだが これがまた カッコイイとワシは思ってしまうのだ・・・ つまり 「船が歩いた後にはタコがヤ〜に戻っているさぁ〜」なのである! バーテンダーの世界でも 「氷が泣く」とか(溶けるという意味) 「茶をひく」とか 専門用語を使うが この 宮古島の漁師言葉ってーのも なかなかイイなぁ・・・ また そのオジィは 船の事を漁師の船・・・と言っていたが タコ獲りオジィ(タコを獲る人)は 漁師じゃないという事なのか? たしかに 漁業権はいらないからな・・・