『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

雪が降ったの?

本日も宮古島は 晴れ間が出て 暖かい日となったのである 冬場でも  こんな天気が続いたら 他の国に行く必要も ないのになぁ・・・ さて 今日は 入院していた “ひなた(犬)”を 迎えに行って来たのである でも 手術をしても 結局は治ったワケではなく あと数日で死んでしまうのなら 我が家で過ごさせたいと思ったのだ “ひなた”は早く家に帰りたがって 迎えに行った散歩用の車に飛び移るので 縫った場所が切れてしまいそうで 心配したのである・・・ だから 気力はあるが 身体が着いていかない状態で 尿は溜まる一方だから 限界があるのだ・・・ これからは 数日の命となるので ワシも覚悟を決めておかなければならず 一緒に過ごせる間は 庭で遊んでいたいと思っている できることなら 苦しまずに死んでいけたらイイのだが どうなるのか?は 予想もつかないのだ・・・ もしも 死んでしまった時には もぅ 死んでしまった チョビや海のように その日の日記は 喪に服して きっと書き込めないから  “ひなた”の思い出を書いておくと “ひなた”は 浜松にいた頃 保健所で始末される筈の犬だったのが 我が家の一員となったのだ・・・ その頃は チョビよりも小さかったが すぐに大きくなって 家の中で一緒に過ごしていたが 寂しがりや だったのである・・・ ある時 家に誰もいなくなって その事に怒ったのか ワシのベットの布団の上にウンコをしゃぁがった! また 威勢が良いワリには 車が苦手で 公園に車で散歩に連れて行く時も 直ぐ酔ってしまい 遠出も出来なかった・・・ そして 宮古島に移住する時には 浜松から関空に向かう車の中で 我が家のダースベーターの膝の上に ゲロを垂れまくって ヘタレ犬になったのだ 宮古島に来てからは バカ犬”ひなた”として 数々の事件を起こし 長い堤防を全速力で走って 止まり切れず そのまま 堤防から落ちたり テトラポットの上を歩いていたら落ちて バンザイをした格好で隙間にハマっていたり 大雨の時に走って 勢い余って 港の海に落ちて ワシが引っ張り上げたり まぁ〜 とにかく 色々とやってくれて  チョビ・海・スバルの合計4匹の犬の中でのドン(親分)だったのである また 数々の脱走事件も企てたが 1年くらい前から 目も耳も悪くなり 庭から出る事も無く 穏やかな性格になったのだ・・・ 今でも 食事は一番にしないと怒るし  病院に行く前にも 元気は元気だったのである・・・ ただ 小便をする回数が増えて しかし 尿は出ていなくて 変だな・・・と思って 病院に行ったワケだ・・・ でも 時々 ダースベーダーと話す事には “ひなた”は 我が家の一員になった事で  少しは幸せな生涯を送れたのかな?と思えることである 保健所で処分される筈だった犬が それなりに犬としても長い犬生を過ごせたし 楽しんでもらえたのではないだろうか? ワシも お前と過ごせて良かったと思っているよ・・・!