『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

宮古島は 昼前から
雨降りになってしまったのである・・・

犬の散歩は 雨降りでも出掛けるのであるが
晴れた日は海岸を歩き
雨降りの日は 屋根がある真謝港の
船の修理場に車を置いて
ワシは雨宿りをしながら 犬達を放すのである

そこで 犬達は用を終えたら 車に戻ってきて
車の中に入ると ご褒美のオヤツをあげるんだが
スバルだけが 中に入ろうとしないのだ・・・

これが 晴れた海岸だと 何の躊躇いも無く
車に飛び乗ってきるのだが
この場所になると 何故か入ろうとしなくなる・・・

実は 他の犬達も 何か見えるのか?
時々 変な行動をするのだ・・・

ワシは 地縛霊などの類は 気にしないタイプだから
別に 出ようが いようが 関係ないのだが
迷惑をかけるような霊は 許さんぞ!

ワシに何かしたら ワシが霊になった時に仕返しをするから
覚えておけ~ コノヤロウ・・・?

まぁ~ そんなコトは どうでも良いんだが
とにかく 抱きかかえて車に入れないといけないので
面倒なのは確かである・・・

そして その後 車に乗っても 奥の狭い場所に顔を入れて
ジッとしたままになるのだ・・・

これが まるで イジメにあって 泣きながら拗ねているようにも見えるし
何かに怯えているようにも見えるのである・・・

スバルは 助手席に乗せてあげたいくらいだ・・・