『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

昨夜は 早仕舞いの張り紙を出して
今年初となる 電灯潜りに行ってきたのである

久しぶりだと 仕度がスムーズにいかず
あれを忘れてる?・・・とか あ~そうだった・・・とか
手際が悪いのだ・・・

また 海は以外にも荒れていて
絶好調とは行かなかったのである・・・

さて 最初の一匹目を突いた後
ゾウリエビがいたので これも突こうとしたら
まったく 違う場所に売っていて 思いっきり外したのだ・・・

でも 全然逃げる様子も無いので
結局 手掴みで獲ることができたのである・・・

その後 良いサイズのイセエビを見つけたので打ったら
ま~た 外したのだ・・・で~っ!

でも これまた 全然逃げる様子も無いので
またしても 手掴みで獲ることができたのである・・・何じゃこりゃ?

そしたら またまた 外して 全然逃げる様子も無いので
それも 手掴みで獲ることができたのである・・・意味分からん?

つまり 全部で7匹獲れたんだが 半分は手掴みで獲れたワケで
道具なんて要らないんじゃないか?・・・ってな モンですよ

これは エビに対しても殺気を無くすように接するようになったからなのか?
やっと 平常心で見られるようになったのだ・・・

それまでは 見つけると興奮してしまって(タコの時もそうだったが)
ドキッっとした時には 相手が悟って逃げてしまう状況が多かったのである

それが 何ぁ~んにもしませんよ~・・・みたいな顔をして
いきなり襲い掛かるという 羊の皮を被った狼のような行為なのだな?
ウミウシの皮を被ったサメでも可)

とにかく 焦る事も無くなったし それほど “獲らなくっちゃ感”も無くなったし
エビ獲りも チョット プロっぽくなってきたということだろうか?