『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

宮古島は 晴れているが
東海岸は荒れているのである・・・

それなのに まぁ~た 
ワケの分からない観光客がいるのだが
何故 ここに来る・・・?

さて 今日も ミフウズラの話である・・・

むかし むかし?
ワシがまだ 奴隷のような生活を強いられる前の事である・・・

我が家のダース・ベーダー・・・なんて 呼ぶ前の
ワシが純真な好青年だった時の話だ・・・(本当)

ワシが祇園バーテンダーの修行をしていた時
彼女はまだ学生で 土人のように真っ黒かった頃(本当)

デートで駅の地下道を歩いていると
ウズラの雛が売られていたのである・・・

それを 見た彼女は「うずら~!うずら~!」と言い続け
本当は買って欲しかったんだと思うのだ・・・

でも ワシにはそんな金も無く
ウズラなんて飼ってどうするんだ?とも思って買わなかったのである

しかし その後 何かある度に
「うずら~!うずら~!」と叫ぶ時があって
あの時に買っておけばヨカッタ・・・と 後悔していたのだ・・・

そして 約40年の時を経て 
やっとウズラを飼う事になったのである・・・あぁ 青春!

そんでもって いよいよ 名前を考えたんだが
ワシのウズラのイメージは “松ぼっくり”で 
松ぼっくりは 松毬、松傘、松笠とも書き、
「松毬」は「ちちり」「ちちりん」とも訓読する・・・とあった

そうか・・・「ちちり」「ちちりん」とも 可愛いじゃないか!

んで そのまま つけてもイイのだが
呼び名は「チッチ」にしようと思ったのだ・・・
(ちち・・・では 乳を連想してしまうから)

チッチは 昔 「小さな恋の物語」で
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チッチとサリーの話があって
ワシが乙女チックで純真な好青年だった頃(本当・・・しつこい!)の愛読書だったのだ 

んで その “ちっち”にも 似ているから
呼び名は“ちっち”で 登録名?は「ちちりん」に決定したのである・・・あぁ 青春?