『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

宮古島は 暑いんだか?寒いんだか?
ワケの分からない天気なのである・・・

出勤では薄着でも 帰る時には
寒くないようにしないとなぁ・・・

さて 昨夜は いよいよ 待ちに待った?
忘年会に行ってきたのである・・・

店も 漁り(いざり)じゃないのに早仕舞いして
人生初のキャバクラに行ってきたのだ・・・
(行く店はバイトの二人が決めている)

その店は まだ 新規開店したばかりの店であったが
席に座るなりに いきなり そこのマネージャーが
膝を付いてオシボリを出し
「THINKのマスターですよね!」と言うではないか・・・

ワシは 面食らってしまい 「あぁ そうです」と即答してしまったが
こんな場所は 身分を隠してこそ楽しめるのに 
誰か知れてしまったら もぅバカな事はできないので
一気に冷めてしまったのだ・・・

店は 忙しそうで なかなかホステスさんも着いてくれず
今回もワシは色々 仕込んで来たのに
なかなか 会話が出来ないのである・・・

例えば 「お酒は水割りですか? ソーダ割りですか?」と聞かれたら
「シルバー割りで!」とか 言いたかったのに言えず

何処から来たのか?聞かれたら
「北海道です!」(山根さん) 「千葉です!」(井上さん)と きて
ワシが「病院からです!」と言おうとか

「お仕事は 何をされているんですか?」と聞かれたら
「シルバー人材センターぢゃ!」と言おうとしていたのに

バイトの二人は 真面目に答えて
ワシの分まで 全~部 正直に答えてしまうのだった・・・

おま それじゃぁ 会話も楽しめないだろう?と思ったが
彼等は普段から 冗談を言うタイプじゃないよなぁ・・・

それから 周りを見渡すと お客は ほぼ土建業で
酔っ払った人を観察しているだけで ワシは楽しかったのである

今回も 二人を残して ワシは1時間ほどで帰ったが
その後もしばらくいたらしい・・・

ワシは 宮古島で楽しめる場所は 海以外 無いんだろうなぁ・・・