『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

昨夜は 接待・いざり漁だったので
「11時に閉店します」の張り紙をして営業していたのだ

すると 見事に10時過ぎには
お客様が少なくなり 11時前には閉店できたのである!
お~し・・・教育が行き届いているな?

さて 昨夜は風も無く 絶好のいざり漁日和となり
エビは小物で 数はまずまずだったが 
中には15cmオーバーの車エビなどが獲れたのだ・・・

そして 奥を探していると
何と ノコギリガザミがいるではないか・・・!

ここ数年 見かけなかったが 久し振りなので
捕獲する道具を持ってこなかったのである・・・

さぁ どうする? とりあえず足で押さえて
甲羅の後ろから捕まえよとしたが
やはり あの大きなハサミが怖いので
どうしようか?と思ったら 

踏んづけている間に 一本 ハサミが取れたので
それなら 少し安心か?と思って カニを掴んだら

痛って~~~っ! 
何と 右中指の先を挟んだのである!

「てめ コノ 放せ バカヤロ~!」と 
叫びながらカニを振っていると
カニは放れたが ハサミだけが残って
どんどん締め付けてくるのだ・・・

冷静に考えても 何かおかしい?
ハサミだけが残っているのに
まるで意思があるように どんどん痛くなる・・・

そこで 力を込めて 
ハサミを無理やり引きががして難を逃れたが
指は爪の下から血が流れ 爪が割れているではないか!

スゲ~・・・!
ハサミの力は ボールペンも折ってしまうほど強く
まさに 最強のカニなのだ・・・
<a href="https://www.youtube.com/watch?time_continue=20&v=zJLXNcALXKg" target="_blank" title="ノコギリガザミ">https://www.youtube.com/watch?time_continue=20&v=zJLXNcALXKg

その後は 痛すぎて エビの網も操作できないほどで
泣きそうになっていたら  何と何と
また ノコギリガザミがいたのである・・・

もぅ 痛いから どうしようか?と思ったが
こうなったら 同じ事だと思って
二匹目は 足でハサミを落としてから
捕まえる方法を考えたのである・・・素晴らしい!

すると 昨夜は どういうワケか 4匹も獲れてしまい
料亭で食べたら 2万円くらいの金額になる計算だ・・・

・・・とは 言っても
今も まだ 指は痛いので 
今までの切った怪我とは違うのである

今週は血を流さなかったと思ったが
やっぱり 怪我をしましたな・・・わっはっは~