『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

宮古島は晴れているが
空気が冷たく感じるのである・・・

それでも 風が無いからマシか?

さて いつものように
動物たちに餌をやって 琉球メダカの水槽を見ると
底の方に生まれたばかりの子供がいた・・・

そして 上層を泳いでいる親のメダカをみると
お腹から赤ちゃんが出たまま泳いでいるのだ・・・

しかし 餌を食べるのが先で 散々食べた後に
次の子供を産み落としたのである・・・

子供はまだ小さいので 他のメダカに食べられないように
底にある珊瑚の隙間に身を隠しているのだった

ワシは子供の頃にはグッピーを飼っていたので
メダカ類の産卵は珍しくは無いが
産む瞬間は まだ 見た事が無かったのである・・・

宮古島にきてからは 色々な動物を飼っているから
生命の誕生や終わりを見てきているが
ワシも その中の一人で 
いつかは終焉の時がやって来るのだ・・・

生き物は みな 同じ事をしているのだよ・・・