『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

素潜り

相変わらず絶好調に宮古島気象台は 天気予報を外してくれるので 今日も快晴である・・・ 思えばここ1ヶ月くらい まともな雨が降っていない・・・ 台風が来ても 風だけだったり たまにスコールがあるくらいだ! さて 本日も波が高くて 小魚でも獲って遊んでいようと 波打ち際を泳いでいたのです その後 チョットだけ沖へ出て 岩礁の穴にいる貝や魚を見ていたら 「ん?」・・・ うあぁ〜ぁぁ!タコだぁ〜! よりによってこんな時に出やぁがって〜! 急いで網を変えてモリを持って来て いざ格闘開始ィ! 今回はポジションもよく 大きな穴だったので 一度刺したら スミを吐きながら 絡んで外に出てきたのです タコを刺したまま海岸に上がり 頭の皮をひっくり返しておとなしくなった! ワシが海に入るのは あくまでタコを獲る為だ・・・ そんな彼の事を人々はこう呼ぶ・・・「島ダコ・ハンター!」 いやぁ〜 久しぶりに興奮したぁ〜 2kg以上はある大物だぁ 嬉しいよぉ〜・・・と思っていたら タコを引っかけて出す道具を海の中へ忘れて来てしまった! しまったぁ! 直ぐにもう一度海に潜って探してみたが見つからない・・・あ〜ぁ タコを獲っても 道具を失くしていたら ダメじゃんかよ? まぁネ 先週に同じような道具を拾ったから これでチャラかな・・・と余裕をかます! さて 家に帰って未だに脱走したまま帰ってこない猫をよそに 犬の散歩に港へ来て遊んでいると  港内の隅にゴミに紛れて見覚えがある木が落ちている・・・ まさかよ? あ゛〜〜っ!さっき失くしたタコの道具だぁ! 30分でこんな場所に流れ着くのかよ・・・スゲ〜ッ! たとえ一度は失くしても また海岸に流れ着く・・・ そんな彼の事を人々はこう呼ぶ・・・「漂流物ハンター?」・・・おい!