『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

宮古島は天気が悪くなり 雨も降っていたのだ・・・

そして いつものように 犬を連れて海岸へ行くと
何と 海は穏やかだったのである・・・

いったい どうなっていんだぁ~?
 
昨日は荒れていて 
天気予報でも 今日は更に荒れる予報だったのに・・・

それなら 海に入っちゃおうかなぁ~・・・ってんで
久しぶりに素潜ってきたのである

太陽が出ていないので 少し肌寒いが
また シーガルで入れる海水温だ・・・

さて 海に入って 5分の場所で いきなりタコを獲って
その後も ヤ~(家)は沢山見つけるのだ・・・

そして 2匹目を獲っている最中で 事故は起きたのだ!

タコを刺したヤスが外れなくて 無理矢理 引っこ抜いたら
タスの返しの部分が左親指に当たり
グローブごと パックリと切れているではないか・・・

ひえ~~っ・・・と思ったが 
タコを籠に収めるまで作業は止められ無いので
切れた事は無視して まぁ 大丈夫だろうと思って泳いでいたのである

すると 血がどんどん流れ始めて もの凄い量が出て
このままじゃぁ サメも喜んで近づいてきそうなので
直ぐに 引き返す事にしたのだ・・・

車に帰って 止血する道具を探したが何も無くて
しかたがないから そのままウエットスーツや 道具を片付けていたが
道路には大量の血の痕が残っていて まるで 殺人現場のようだ・・・

んで 片手が使えない状態で 服を着て 車を運転したんだが
この車が よりによって ミッッションなんである・・・

だから 右手で サイドギアーを下ろし 
チェンジも 反対側に交差しながら入れないといけないのだ・・・

それから 家に着いて 止血をしようとするが
まだ 切れた部分から 血がどくどく流れてくるので

これは ちょっと マズイかな? 
病院へ行った方がいいのかな?と脳裏をよぎったが
 
我が家に血を止めるような救命道具が無く
バンドエイドも古くなって 接着すらしない始末である・・・使えねぇ~!

しかし とにかく 止めないと始まらないので
親指をゴムで思いっきり巻いて ティッシュを5枚くらい束ねて当てて
(作業は台所でやっていたので 水場は魚を捌いた後のようになっていた)

その後はもぅ どうなっても イイから
海の道具の片付けや タコを処理していたのだ・・・

今回ばかりは 爬虫類のような回復力を持つワシでも無理か?と思っているが
とりあえず 店に出勤して 片手でパソコンを打っているが
オシボリを巻けないかなぁ・・・?

何とか 今は 血は止まっています・・・

<strong>現在のタコ収獲率 1.86 121/65 (タコの数)/(潜った数)  総収穫量 133.3kg</strong>