『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

野暮用

海が荒れているのと 身体の調子が悪かったのとで 野暮用続きだが 野暮用といっても 家では何の用事もしていないのだ! 雑草を抜いたり 漁り(いざり)の準備をしたり 用事というほどの用事を こなしていないのである・・・ しかし 先日から店は忙しいので 仕入れは行かなくてはいけない! 本当は毎日行きたくは無いのだが 商品が揃わないから行くのだ・・・ その途中で 先日も書いた 近所をフラフラしている人達の一人が 買い物帰りだったのとすれ違ったが 彼は多分 往復で1時間以上は歩いていると思うのだ・・・ 内地では1時間くらい平気で歩いているかもしれないが 宮古島で1時間歩いていたら のたれ死ぬと思うのである! 30℃以上ある道路を歩き続けたら 汗は流れるし 咽も渇くし かなり過酷だ! この人は他にも2匹の犬を連れていて(犬が勝手に着いて来ているのかもしれない) 以前に一度 親切な人が軽トラの荷台にその人を乗せて走っていて 犬が必死になって追いかけていた光景も見た事があるのだ・・・ とにかく 毎日のようにワシはこの人が歩いている姿を見るんだが この人もワシを毎日見るオジィだなぁ・・・と思っているのかもしれない つまり どっちも どっち なのである!