『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

漂流物拾い

宮古島は曇っていて 天気が悪いのだ・・・ 水曜日に漁りへ行ったっきり 野暮用続きで これじゃぁ何も出来ないである このままだと 身体が腐ってしまいそうなので (根性はとっくに腐っている) とりあえず 海岸を歩く事にしたのである 海岸も いつもワシよりも先に歩いている人がいて (足跡が残っているから分る) これといって目ぼしい物は見つからないんだが タイミングというものがあるのだ・・・ 普通は満潮時間が過ぎたあたりに  一番漂流物が打ち上げられているので 海水が残った部分を探すのだが  今日はその途中に 緑色に光る物を見つけたのだ・・・ まさかなぁ・・・と思いながら近づいていくと 何と 40cm近くある大きなガラスの浮き球だったのである! これは 海で遊んでいる人なら 必ずと言っていいほど持っている物で 大きなガラスの浮き球は ワシの憧れの品だったのである! 11年目にして やっと 手に入れたぞぃ!(拾った物だが) 今までに 小さな浮き球は何個も見つけているが 大きな物は少ないのだ・・・しかも キレイな状態だし ワシの先に歩いた人が発見できなかったってことは その後に流れ着いた物らしく  他にも ワシとは反対側の海岸を歩いていた人もいたから 本当に運が良かったのである・・・ 今年は獲物入れの胴丸も拾ったし なかなか良い思いをしている漂流物拾い! 何もしないで家にいても 拾えないぞ・・・ 若者よ ゲームなんかしていないで 外に出なさい!