『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

新年初“いざり漁”

カウントダウンが終わって そろそろ閉店かな?っと思ったら まだ注文が入り 結局いつもどおりに仕事が終わったが もぅ 気分は海に行っていたから 今日の日を除くなんて考えられないのだ! たとえ1時間でもイイから・・・と思って 急いで海に行ったんだが こんな大晦日の夜(深夜2時過ぎ)に 漁に出ている人がいるもんか!と思ったら 何と 師匠もいた・・・! まったく バカ者同士である! 「行ける時に海に出なくちゃ ダメさぁ」と言っていたが 師匠はワシと違って いつでも行けるでしょうがっ・・・? さて 天気は良いが風が強くて海面が見えなくて エビがいるのか よくわからない! それでも目をこらして何匹か獲っているうちに うあっ! 突然 タコがいた! 白い砂浜に まるで標本図鑑の絵のようにタコがたたずんでいるのだ! そんな事は予想していなかったので 何の用意もしていない! しゃぁ〜ないから手摑みでいくか?と頭を持ったら 手に絡んできて エイリアンの子供のようだ・・・! とりあえず頭をひっくり返して おとなしくなるかと思ったが 全然効果がなく まだ絡み付いてくるので エビの道具も持っていられないから そのまま車まで走り バケツに入れて落ち着かせたのである・・・ 結局 カッパも墨だらけで帰り すぐに茹でる事にしたが タコはまだ生きていて 鍋の中でタコ踊りをしていた!(本当) このタコは手足が長くて柔らかいので美味しいのだ! 早速 今年の目標に近づいて幸先がイイのである! 残り19匹!