『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

素潜り

昨夜 土曜日だと言うのに 店が暇になろうが 素潜りなのである! 毎日 良い天気が 続いているので 毎回 素潜りなのであるが 収獲が無いのが 気に入らないのだ・・・ さて 今日は 接待・・・といっても 接待しないで ワシはタコばかり探していたんだが 久しぶりに真謝へ行ったのだ! すると 先日 もの凄いスピードで獲ったタコを10匹くらい浮かして ワシの横を通り過ぎていったタコ獲り名人がいたので話を聞いたら 4時間で30kgくらい獲ると言っていた!  この真謝から 通称“中”まで泳ぎ  さらに通称“北”まで泳いでいる事になるんだが それは もの凄い距離なのだ! 確かにそこまで泳げば ワシでもタコの5匹くらいは獲れるかもしれないが そんな事をしたら その後の仕事がヘロヘロに疲れてしまうだろうし はやり専門漁師は無理なのである・・・ さて 真謝なんだが・・・最悪だの! 入り口に近い海岸から かなり泳がないと 海底の状況が芳しくないのだ! タコのヤ〜(家)もいくつか見つけたが 何処も不在であった・・・ ワシが思うには  この名人との収穫率の違いは “自分のヤ〜を持っている”事だと思うのだ! ワシはヤ〜を見つける事ができるが また 別のタコが入っていた事はない! 「タコ名人の財産」とまで言われるヤ〜は 行くと必ず違うタコが入っていて 獲っても次にはまた収獲できる “タコが成る穴?”なのであ〜る・・・ これを少しづつでも増やしていく事が 名人の分かれ目であるが このハ〜ドルがとても高いんだよなぁ・・・