『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

素潜り

宮古島は夏のような天気である! 空には入道雲が 勝ち誇ったように 威張りながら 張り出しているし スコールは 「たいへんだ!たいへんだ!」と 大騒ぎしているように 降ってくるのである・・・ こんな状態は 8月なら普通に起きるが 今は10月なのである! 気温も31℃を超えているし 海水温も高いので まだ 台風が来そうである・・・ さて 接待潜りと 休養などを挟んでいたので 満を期しての タコ獲りとなったのだ・・・ 本日も海に入ってから5分の場所で ミョ〜に岩で埋まっている穴を見つけたのである! 外側の岩を退けると 何か 奥の方で  他の岩が微妙〜に動いたような気がした・・・ もう一つ 退けると やっぱり何か動いているような気がするのだ・・・ んじゃ ま とりあえず刺しとけ・・・っと思って 4・5回 穴の中を探るように刺していたら ムニュっとした感触があり 足が一本出てきたのである・・・ あ〜っ! やっぱり タコだ!・・・と思って もう一本刺してみたが どちらもあまり感触が無く  刺さっているのか どうなのか まったく分からないのだ・・・ しかも 深場の穴なので やり取りにも苦労して 墨を吐かれたところで逃げられてしまっていた・・・ はぁ〜 情けない! 落ち込んだ気持ちで 元気無く奥のポイントまで行ったら 今度は 通称“見えダコ”を発見した! こんなタコはさっきのタコに比べたら  どうぞ獲って下さい!と言っているようなもので 3分もかからず仕留める事ができるのだ・・・ タコが全部こんな具合に出ていたら楽なんだが なかなか そうもいかないし そんなタコは小さいサイズが多いのである! 最初に逃がしたタコは まだその穴にいるかもしれないので しばらくしたら また覗きにいくのであ〜る・・・ 現在のタコ収獲率 1.28 63/49(タコの数)/(潜った数)