『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

無題

T「まだ曇ってます」<br> M「やってられねェ〜なぁ」<br> S「・・・・」<br> T「今日は荷川取漁港へ行ったんだけどサ」<br> M「どこへ行っても同じじゃないの?」<br> K「誰も釣っていなかったし・・・」<br> S「・・・・」<br> T「何か しゃべれよ!」<br> S「ちょっと 気持ち悪い・・・」<br> M「なんだコイツ?」<br> T「んでさぁ またいつものように竿が消し込んだと思ったら<br>   いきなりハリス切れしたんだよ!<br> K「もうこれで3回目か?」<br> M「いったい何がいるんだ?」<br> T「ハリスがスパッと切られているから たぶんカワハギとか<br>   歯が平たく並んでいる魚じゃないかと思われ・・・」<br> S「ゲフッ」<br> T「あっ!きったね〜 こいつゲロったぞ!」<br> S「ゴクッ」<br> M「あ〜 ゲロ飲み込んじゃったじゃないか」<br> K「お前 もう帰れよ!」<br> S「やだ!」<br> T「やだ!ったって ココにいても つまんね〜だろうが!」<br> S「この店 暇そうだし!」<br> T「ほっとけ!」<br> <br> この文は「フィクション」であり 登場する人物・店は架空のものです