『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

無題

リーフ釣りの準備をしていたら<br> 師匠が船で沖のリーフに行くと言うので<br> 急遽 貝採りになってしまった・・・<br> <br> 沖に出るからには 目標は20個で<br> ご近所にもお裾分けしなくっちゃ!と<br> 張り切って出かけた!<br> <br> リーフに着くと 貝よりも人間の方が多そうで<br> 沈むんじゃないか?と思えるほど<br> 沢山の人が入っていたのだ・・・<br> <br> 浮き上がったリーフでも 波があたる場所にはサザエがいるが<br> あたらないところは 珊瑚も茶色く くすんで見える<br> <br> ワシはいつものように 波打ち際でサザエを探していたが<br> 他の人達は中の方で探しているので 帰りに見てみたら<br> みんなはシャコガイを採っているのだった!<br> <br> ワシもサザエは10個採れたが(いつもと変らんじゃないか!) <br> 人の弁当は美味しそうに見えるのと同じで<br> 「いいなぁ・・・ズル〜イ」とカメちゃん(振付師)のように <br> 指をくわえてしまうのである・・・<br> <br> 帰りの車で 荷物を積み込んでいると<br> 「乗せてけ〜」とオジイが2人で言うので 「いいですよ」と<br> 西辺部落まで乗せていってあげたが 「いったい あんたら 誰なんだ?」