『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

漁り(いざり)

昨夜も こっそり? 漁り(いざり)である! だって  暇なんだもの・・・ 18日に 来島するお客様から ワシが獲っている 島エビが食べたい!と リクエストがあったので 居酒屋へ卸す為に 本日も出掛けたのである バッテリーの調子が悪くても 今やワシの目は薄暗くてもエビが見えるので ちっとくらい 光が弱くても 獲れてしまうのである! 昨夜は 海に着くといきなりのスコールで 車の荷台に入ったまま 雨を避けていたのだ・・・ 雨が上がった後は ウソみたいに風が無く 絶好のコンデションになったが 毎回同じ場所に通っても まだこれだけのエビが獲れるのである! しかし 1時間で1kgが目標なので これでは全然足りないのだ・・・ 30分くらいすると にわかに風が吹き出して 何だか変な風だなぁ・・・と思って 空を見上げたら 東の空が真っ黒くなっているではないか! 深夜の空を見て 真っ黒く見えるのも 宮古島がそれだけ平坦なのと 空がキレイだからであるが こりゃぁ また 雨がやってくるのでは?と思い 急いで車に引き返したのである・・・ そうしたら 30秒もしないうちに 台風のような大雨になり 10m先も見えないくらい もの凄い豪雨になったのだった・・・ うぁ〜良かったぁ〜 すんでのところで助かったぜェ〜 これも“野生の勘”が養われてきたのかぁ〜? まだ 漁りをやり始めの頃 大浦で同じような状況にあって 変える方向も分からなくなり すごく怖い思いをした事を思い出したのだ! こうして海に出ていると 色々覚えてくるもんですなぁ・・・