『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

野暮用

宮古島は また 大雨になってしまった! この連休は悪天候で 観光客もガッカリだと思う・・・ さて 犬の散歩で海岸に行く途中 高速道路と呼ばれている 島の外周道路で (平均速度50kmはこの道だけ) 中央線のあたりで 何かを押して歩いている人影があった! 遠くから見ると 子連れ狼(古いなぁ)のように 乳母車をひきながら この大雨の中を歩いているのだ・・・ つまり こんな大雨の中を(大雨なのに・・・) 道路の真ん中を(歩道を歩けばいいのに・・・) 傘をさして(カッパの方が安全なのに・・・) 乳母車をひいて(セグウエ〜なら早いのに・・・?)いるのだ・・・ そんで ワシは すれ違いざまその人を見たら 何か 全体的に黒くて 暗い 老婆だったのである・・・ うぁ〜っ! 怖え〜よぅ・・・! “ひなた”は ビックリして 大声で吠えるワ “くるみ”は 窓から逃げ出そうとするワ “スバル”は ビビって 漏らしそうになるワ ワシも猛スピードでその場を立ち去ったのであった・・・ それから 犬の散歩を海岸で済ませた後 10分位してから 帰り道でまた その道を通ったんだが その老婆はいなかったのである! さっき歩いていたスピードから考えると まだ その道を歩いている筈なのに 何処にも その姿は見つからなかったのだ・・・ 沖縄では 年寄りの女性は「オバァ」と呼び オバァは いつも元気で明るいイメージがあって好きなのだが 今回のは 怖かったので老婆にしたのである・・・