『島からの便り』by亀仙人・宮古島

昼は漁師 夜はバーテンダー

野暮用

宮古島は やっと波が落ち着いて 絶好の海日和となり 犬の散歩がてら 真謝の海を見に行くと もぅ オジィが 海から帰ってくる時だったのだ やっぱり オジィは 大潮の時に海に入っている! しかも 午前中から干潮にかけて 海から上がって来るのである・・・ ワシはそんな早起きをしてまで タコを獲りたくは無いから オジィに先を越されてしまうのであった 悔しいなぁ・・・ さて 昨夜 店のカウンターで 2組の地元客が代わる代わる 「タコが欲しい・・・」というではないか 隣にいた 観光客はそんな人達の声を聞くので 「マスターの本職は漁師なんですか?」と  これまた2組のお客様に聞かれたのである・・・ んな ワケ ね〜だろっ! 「私はバーテンダーでごぜ〜ます」と真顔で答えているが 最近 そういう人が とても増えてきたのだ まぁ ワシも仕事中に お酒の話よりも海の話をする方が多いし やたら海の事に詳しいので お客様も勘違いするようだ・・・ タコの注文をしたお客さんは 他にも マクブーや カーエーも 突いて来い!というので これからの電灯潜りでは魚も突いてこないといけないのだ・・・ あ〜 忙しい・・・って これが店なら 嬉しいんだけどなぁ・・・